10のQ&A

Q3.「引きこもりは必ず脱却すると思って私は信じています。」

根拠は何でしょうか? 新しい宗教でしょうか?

私は引きこもったまま65歳を向かえた人間や、親が死んだ後餓死した人間を知っています。
親が死んだ後、追うように自殺してしまう子も大勢おります。
彼らはひきこもりから脱却したと言えるのでしょうか?
親の年金で親子で暮らしている中年男性は、そのうち自立する、出来るのでしょうか?

「教育とは行動です」 
ただ奇麗事を言って座して待つのは誰にでも出来る簡単な逃げ方ですが、未来を見たときに、親としての責任と義務を果たしているのかどうかを考えてください。
まず自分の子以前に自分自身と正面から向き合ってほしいと思います。
逃げていないか、実状から目を背けていないか、自分の無力さを認める強さが無い弱い人間ではないか……向き合った上で、自分の至らないところはサポートを受けましょう。
完璧な人間なんて世の中にいません。人はみな、人に支えられて生きているのではないですか。


Q4.「支援を受けるのをもう止めたいと子どもが言いはじめました。」

ニート状態だった子ども、ひきこもり状態だった子ども、彼らを支援機関に無理矢理連れて行っても、数日もしないうちに挫折し、すぐに帰りたいと言ってきます。 仮に数カ月、1~2年続いたとしても、なにかの拍子、きっかけがあればすぐ挫折してしまいます。そういうケースは多いです。

特に不登校の子どもが場所を変えたらすぐ復帰できたとか、仕事を辞めてばかりで長続きしない子どもが支援機関に行くと文句も言わずに長続きして支援を受ける………そんなことが起こりうるはずがありません。子どもはあの手この手でやめようとしてきます。

子どもを辛抱強く説得して、やっと支援機関に預けても、すぐに帰りたいと言ってくるのです。
ここからがお互いの忍耐力の勝負になります。 ここで諦めてリタイヤする親御さんのなんと多いことか……。
ここからが本当の勝負なんです。
支援機関とよく相談してください。 きちんと連携を取ってください。 恥ずかしがらずにすぐに報告してください。
三者でよく話し合う必要があります。

親子だけで話し合って、途中で挫折することにしようと簡単に決めてしまわないでください。
親が子育てを中途で挫折しないでください。
ここは大事な分岐点です。


Q5.「【きたぴか】は最悪の支援施設だと子どもから聞きました。」

私どもは、だいたい大まかに言いますと支援している子の7割から感謝され、3割から逆恨みされます。
残念ながら私どもの仕事はそういう仕事です。
他の支援機関でも頑張っているところは逆恨みをかう可能性があることはあまり変わりません。
行政相談機関は無難な対応しかしませんからそういうことはまずないのですが、そういう公的機関でさえ逆恨みが起こり得ます。

さらに、抱き抱え系の支援団体では当たり障りがない、ただただ優しい感じで子どもたちに接するのでそういうことはあまりないですが、代わりに子どもたちは甘やかされて間違った権利意識を持ち、逆に自立しにくくなるという現象も見られます。

逆恨みされる理由を上げますと、
第一に後ろめたい人間に正面から正論を言うと逆ギレされるということです。
痛いところを突かれると、人間は弱いですから少なくとも当初は正面から受け止めきれないことがあります。それで逆恨みしてしまうことも多いです。
しかし世の中とはこういうものだという現実と、こうしなければならないという事実は誰かが伝えなければなりません。
それが私どもの役目です。
それを受け止めて、事実を見据えて、壁を乗り越えていかなければ自立は出来ないのです。

第二に、就労訓練を当センターで受けている場合、就労や自立から逃げるには、現実から逃避するには、唯一の親を納得させる手段が齊藤宗弘やNPO法人「きたぴか」の悪口を言うことだからです。
支援から逃げるには口実が必要です。
自立しないで現実から逃避するには理由が必要です。
自分にはなにも人を説得するだけの理由はないのですから、齊藤宗弘個人や支援機関を悪人に仕立て上げるのが、唯一にしてもっとも有効な方法です。

「あの団体は酷いところだった」「あの代表の人格が酷かった」

そう言ってしまえば、そう親が信じれば、自立しないで家に帰ることが出来ます。
だから逆恨みして、悪口を言うのが一番楽な自分を守る方法になるわけです。

愚かな親はこれをそのまま信じます。
そしてサポート側に相談しないで、一方的に子どもを引き取ると決めてしまいます。
そして諦めてしまいます。
「優しい親、優しい人にこういう人が多いです。」 つい根拠のない一方的な話を、裏も取らずに信じてしまうのでしょうね。人がいいのでしょう。

この場合も、必ず三者でよく話し合う必要があります。
その上で事実を客観的に捉え、事実に正面から対処する必要があります。


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